虎穴に入らずとも虎児を得よ

熱血虎党の現役東大生による試行錯誤日記

【単体考察】♰呪縛団子♰【磁力ゴローニャ】

記事を書くのは久しいです、とらいちと申します。

今シーズンはおよそ半年ぶりにレート復帰して潜っていました。

その中でアローラゴローニャというポケモンを運用していたので紹介したいと思います。

 

f:id:hojoh:20171226182703j:plain

こんな感じのptに入れて潜っていました。最高レートは1860くらい。

 

  

Pokémonsprite 076a SoMo.gif@電気z

特性:磁力 性格:陽気

160(36)-172(252)-150-x-85-102(220)

ワイルドボルト/地震/炎のパンチ/鈍い

a:zワイボで特化カグヤに98.0~115.7%(87.5%乱数)

   zワイボで特化ムドーに94.2~111.6%

   炎パン(a↑)でh振りナットに108.3~128.2%

   炎パン(a↑↑)で特化ナットに108.3~128.3%

   炎パンでh振りメガハッサムに70.1~83.6%

b:無振りカグヤの地震で77.5~92.5%

   無振りナットのウィップ(b↑) で42.5~52.5%

   特化ナットのウィップ(b↑) で61.3~72.5%(鉢巻なら中乱数)

s:「岩封で準速100族抜き」のドラン抜き

 

Pokémonicon 076a.pngと言うとエレキスキンや頑丈の方が個体数としては多いのだろうが、今回は磁力で運用。Pokémonicon 797.pngPokémonicon 598.pngPokémonicon 485.pngといったポケモンをキャッチして突破し、Pokémonicon 786.pngの一貫をつくるというのがptのコンセプトだったが、他にも相方の候補は挙がると思われる。他の磁力持ちとしてPokémonicon 462.pngが有名だが、Pokémonicon 485.pngを処理できる点ではこちらが勝る。持ち物はPokémonicon 797.pngの処理を安定させるために電気zにしたが、Pokémonicon 485.pngを意識するなら風船やシュカでもよい。ちなみにシュカカウンターであればf:id:hojoh:20171226184126p:plainも対面処理できる。

 

vsPokémonicon 797.png

相手がb特化でも電気zで高乱数なので対面からであれば、相手が速くてaに振った地震持ちとかでない限り勝てる。

無振り地震は一発耐えるので後出しからでもある程度対応可能、しかしzのタイミングで守られると少々面倒くさい。

 

vsPokémonicon 598.png

後出しで草技が飛んでくるとやや厳しい。対面であれば、素の炎パンだと黄色ゲージくらいまでしか行かないので鈍いから入る。被ダメを見て相手がhaベースであれば、次のターンの炎パンで突破可能。hbベースであればもう一度鈍いを積むことで突破可能となる。

 

vsPokémonicon 485.png

大地の力以外なら後出し可能。とはいいつつ今期はPokémonicon 804.pngの影響もあって大地持ちがかなり多い印象。少々s振ったくらいであれば先手を取ってそのまま突破可能だが、かなりsに割かれているとそのまま大地の餌食。

ちなみに8度くらい対面したが、1回上を取られて1回地震を耐えられた経験がある。

 

vsPokémonicon 227.png

後出しのタイミングで鉄壁を積まれると厳しいが、基本的にはz→素のワイボで突破可能。

 

vsPokémonicon 462.png

個体数はさほど多くないが(実際今期当たった事ない)、頑丈めざ地とかでない限り負けない。

 

vsf:id:hojoh:20171224121555p:plain

b特化でもこちらの炎パンで確2、対して相手の特化剣舞バレットを余裕で耐えるので蜻蛉で逃げられなければ突破可能。

 

 

このように後出しからだと怪しいラインもかなりある。実際運用していたときは、こちらPokémonicon 786.pngの有利対面であれば積極的に釣り交換をすることで対面を作っていた。

議論を呼ぶ点としてはやはりこのポケモンにわざわざ一枠割くべきか否かであろう。考察段階では、鋼の対策としてはf:id:hojoh:20171224012158p:plainPokémonicon 485.pngPokémonicon 006.pngといったポケモンが候補に挙がるだろうが、半分回復実やチョッキを持った鋼も多くサイクルの中でも崩すのが難しいのではないのかと考え今回サイクルを許さないこのポケモンを採用するに至った。だが、この時期に記事を書いている時点でお察しの通り、選出や立ち回りがかなり窮屈になる点で使いづらいと言わざるを得なかった。せめて1900に乗ればpt単位での記事を書きたかったのだが、今回はこれくらいにしておこうと思う。

 

 

ここまで読んでくださってありがとうござました。

今後も面白い運用ができたポケモンがいれば紹介していきたいと思います。

 

 

【S1使用PT】 神様仏様イカサマ 【最高最終2010】

皆さん初めまして、とらいちと申します。

今回初めてレート2000を達成できたのでパーティの紹介をさせていただきます。

 

 

f:id:hojoh:20171222030528p:plain 

 

今シーズンでは「環境トップのポケモンをメタれる中堅ポケモン達を使おうと思いPTを組みました。個々同士のシナジーや補完よりもただトップメタに対してそれぞれが役割を果たすことを重視しました。シーズン1では使えるポケモン数が少なく、かつレートで見るのはその中でも一握りだったのでこのようなPTでも比較的結果を残しやすかったのだと思います。

 

以下個別紹介です。

 

 

 

ペルシアン@拘り鉢巻

性格:陽気 特性:ファーコート

努力値:H212 A4 B36 D4 S252 実数値:167-81-85-*-86-183

技:イカサマ/蜻蛉返り/じゃれつく/すり替え

役割:対マンムー、ガブ、マンダ、ガルーラ、ガラガラ、パルシェングロス

 

1800超えたくらいから興味本位で入れてみたところ予想外の活躍をしてくれ、1900超えてからはほぼ毎試合選出していました。まさに2000達成の立役者です。ファーコートとイカサマにより、とにかく対物理のタイマン性能が半端ないです。

 調整はHSベースにダウンロード対策をしたところ、丁度マンダの1舞捨て身を耐えるようになりました。ちなみにこの物理耐久指数は28390でHぶっぱガルドと全く同じ数値です。「ガルドと同じ物理耐久を持ち、S115という速さからタイプ一致イカサマを打てる」と書くとその強さが伝わるでしょうか。

主に先発で出し、対面したマンムーやガブに鉢巻イカサマで負担をかけ、2サイクル目からは状況に応じて蜻蛉やすり替えを選択していました。

鉢巻イカサマの威力がいかほどかと言いますと

Aぶっぱマンムーに 79.0~93.5%

Aぶっぱガブに 69.0~82.1%

Aぶっぱルカリオに 49.3~58.2%

A0テテフに 47.3~56.2%

このように十分な負担をかけることができます。特に悪技読みで出てきたルカリオが2発で沈むのは非常に大きいですね。現にルカリオが激重なうちのPTの一番の処理方法でした。またテテフのように比較的Aのあり、Bの低い特殊アタッカーに対してなら十分なダメージが入ります。

 

 

 

 

エンニュート@拘りスカーフ

性格:控え目 特性:腐食

努力値:H4 C252 S252 実数値:144-64-78-179-80-169(Bかなり妥協)

技:オーバーヒート/火炎放射/ヘドロウェーブ/めざめるパワー氷

役割:対カプ、ハッサム、ガルド、カグヤ、ジバコ、ルカリオキュウコン、ゲンガー

 

こいつもペルシアンと並んでダントツの選出率でした。ある方が使ってるのを見てほぼそのまま採用させていただきました。スカーフを持たせる利点としては「スカーフ以外のコケコを上から殴れる」「Sの上がったアタッカーを上から殴れる」の2点が大きいです。初手で対面したコケコを幾度となく葬っていきました。またスカーフテテフやメガゲンの上も取れますし、積んだポリゴンZ、パルシェンデンジュモクなどを上から殴って処理できる駒としても重宝しました。

控え目スカーフで丁度最速スカガブの同速なのが惜しいですが、臆病にするとテテフがヘドロウェーブで低乱数でしか落ちないので控えめ一択です。またオバヒでチョッキジバコやガルドへの乱数が大きく変わる利点もあります。オバヒはデンジュモクやDの上がったポリZに対しても打っていました。 

 

ラプラス@突撃チョッキ

性格:控え目 特性:貯水

努力値:H108 B92 C252 D28 S20 実数値:219-94-112-150-119-84

技:波乗り/フリーズドライ/絶対零度/氷の礫

役割:対ガブ、マンダ、マンムー、ギャラ、サザン、ガラガラ、レヒレ、ポリ2、雨パ

 

 oras時代から愛用しているチョッキラプラス。主に今シーズンのトップメタ物理に対して相当刺さっていたと思います。特に中盤から増えたマンマンレヒレ全員に強いのが評価できますね。またフリドラがあるので、ペリグドラの雨パに対しても強く出ることができます。キュウコンにベールを貼られてしまった際のターン稼ぎ役にもなってもらっていました。

調整は陽気ガブの地震2耐え、サザンの眼鏡流星2連耐えです。礫があるのに冷静でないのは、ポリ2の上を取って零度の試行回数を増やすためです。またSの振ってないジバコや60族をちょっと抜くようにしたポケモンに対して先手が取れます。技構成はチョッキラプラスならこれがベストかと思います。

 

 

ドサイドン@弱点保険

性格:陽気 特性:ハードロック

努力値:H4 A252 S252 実数値:191-192-150-*-75-101

技:ロックブラスト/地震/剣の舞/ロックカット

役割:対コケコ、ジバコ、ガル、ガブ、マンダ、ウツロイド、ガルド、カグヤ、ガラガラ、ミミッキュ、ポリ2等

 

積み技2つ搭載した古き良き弱保型。環境に刺さってると言われてたので採用したところ対電気や物理のタイマン性能は流石の一言でした。鉢巻やチョッキ型と比べて強い点は「対面処理だけでなく全抜きも狙える」「剣舞と弱保によりポリ2やカグヤも強引に突破できる。」などが挙げられます。また冷Pが解禁されていなかったため、最もガブに強く出られるのも弱保型だったと思います。ただロクブラの命中回数が勝敗に直結することも多く(特にカグヤの処理)、「2回あたった!」を連発したときは眼科に連れて行こうと思いました。

陽気最速でロッカ後丁度130族を抜くことができます。また最速にすることでロッカしなくても多くのジバコ、ポリ2、カグヤの上を取ることができる点も強みでした。耐久は無振りでも陽気メガマンダの地震くらいなら2耐えできます。D方面は脆く、コケコのマジシャも2耐えできないので安易な後出しはできませんでした。

 

 

 

エアームド@飛行Z

性格:意地っ張り 特性:砕ける鎧

努力値:H100 A252 S156 実数値:152-145-160-*-90-110

技:ブレイブバード/鋼の翼/剣の舞/挑発

役割:対ギャラ、ハッサムミミッキュ、ブルル、マッシブーン

 

とにかく使ってて楽しかった飛行Zエアームド。今シーズンのエアームドは、①カグヤという強力なライバルの登場 ②炎Zガブの登場 ③コケコ蔓延 ④ステロ未解禁 …と中々辛い立ち位置にありました。そんな逆境を覆すべく誕生した超攻撃型エアームドくん。ちなみに砕ける鎧は今作からS2段階UPになりました。

 調整は特性1回発動で1舞最速ギャラが抜けるようにしました。この子の役割対象は6割ギャラ、3割ハッサム、1割他と言ってもいいほど前者2匹に集中していました。相手の積み技に後出しし、次のターン剣舞、ここで相手が攻撃してくれればSが逆転するので、次のターン先行を取り飛行Zでぶっ飛ばせます。後続に対してもほぼSが勝っていて、かつAが上昇した状態なので優位に立つことができます。

挑発を採用した理由は、ギャラ処理後にカグヤ出されて「こちらブレバ反動で落ちる→身代わり残される」といった形を防いだり、ガルドのキンシを縛って後続での処理を楽にするためです。

前述の通りガブに関しては炎Z持ちがいる、特性1回発動でスカガブを抜けない、交代際にエッジを喰らうとダメージが怪しいことから役割対象にはしませんでした。ギャラやハッサムに対しても毎回上手く処理できるわけではなく、鋼には何もできないので選出が縛られることも多かったですが、現環境で活躍できるエアームドの1つの型としては可能性を感じました。

 

 

エレキブル@オボンの実

性格:意地っ張り 特性:電気エンジン

努力値:H108 A252 S148 実数値:164-192-87-*-105-134

技:ワイルドボルト/地震/岩石封じ/毒々

役割:対コケコ、デンジュモク、レヒレ、カグヤ、ジバコ、ウツロイド

 

コケコがとにかく多い現環境なら活躍できると思い採用しました。こいつがいるだけで相手の電気技を牽制でき、またうちのPTでウツロイドデンジュモクに対面で勝てる数少ない駒でもありました。電気技と地面技の範囲が優秀で、マンマンとセットでいるジバコレヒレみたいな並びを1体で見れる点は良いと思いました。

調整は準速ギャラ抜きですが、最速ギャラも多い上に突っ張ってくるギャラはどうせ初手メガして竜舞なのでそれほど有意には感じませんでした。有利対面では裏のマンダやガラガラを意識して岩封や、ポリ2を読んで毒を選択することが多かったです。オボンを持たせてる理由はコケコのマジシャ、デンジュモクやジバコのめざ地を2耐えするためです。また(チョッキ)ジバコ入りのPTはある程度のサイクルを意識しているもと考え、何度も後出しすることを想定しての選択でもありました。

1800台まではそこそこ活躍してくれましたが、突破できない相手が多い上、ガブやマンダといった強力なアタッカーを呼んでしまい、また役割対象の処理が他のポケモンで間に合うことも多かったので、あまり選出できなくなりました。冷凍パンチが遺伝できなかったのが惜しいところ。

 

 

 

 

以上の6体でレート2010までいきました。その後は潜ってないのでこれが最終レートとなっています。

f:id:hojoh:20170109160018j:plain

 

 

総評としましては、メタったポケモンで構成されたPTにはかなり強さを発揮すると思いました。対面厨パ、マンマン構築、雨パ、キュウコン起点など相手にはかなりの勝率であったと思います。逆に1900台で出会った特殊ジャラランガとかトリルコータスなどマイナーでメタが届いていないポケモン入りのPTやイーブィバトン、他にはデンジュモク、ブルル、マッシブーンなど入りPTに対しては勝率が悪かった印象です。PTとしての完成度は言うまでもなく低いですが、メタ対象を把握してその役割を持たせてあげれば、あまりレートでは見ないポケモンでも活躍できるのだと実感しました。特に今作ではZ技により、戦術の幅が広がったのでまだまだいろんなポケモンの型を開拓できそうですね。

 

 

長い文章をここまで読んでくださってありがとうございました。質問・コメント・誤字指摘などがございましたらtwitterの方に気軽にお願いします。